ポータブルトイレが臭い…原因と今すぐできる臭い対策10選|福祉用具専門相談員が解説
「毎日掃除しているのにポータブルトイレが臭う…」
「部屋にアンモニア臭が広がって困っている」
「家族が気にならないと言うけれど、自分は臭いが気になる」
ポータブルトイレは在宅介護でとても便利な福祉用具ですが、臭いに悩んでいる方は少なくありません。
しかし、臭いの原因を知り、適切な対策を行えば、気になる臭いを大幅に軽減できるケースがほとんどです。
私は福祉用具専門相談員として多くの利用者様宅を訪問してきましたが、「ポータブルトイレが臭う」という相談は非常によく受けます。
実際には、「掃除不足」が原因とは限りません。使用方法や消臭剤の選び方、設置環境など、さまざまな要因が重なって臭いが発生していることが多いのです。
この記事では、ポータブルトイレが臭う原因と、今日から実践できる臭い対策10選を紹介します。さらに、実際に介護現場でも使われているおすすめの消臭グッズもあわせて解説します。
この記事でわかること
- ポータブルトイレが臭う原因
- 今すぐできる臭い対策10選
- おすすめの消臭剤・処理袋・便利グッズ
- 臭いを防ぐための日頃のお手入れ方法
- ポータブルトイレが臭い原因とは?
- 対策① 排泄後はできるだけ早く処理する
- 対策② 液体タイプのポータブルトイレ用消臭剤を使う
- 対策③ 錠剤タイプの消臭剤を使う
- 対策④ トイレ処理袋を活用する
- 対策⑤ ポータブルトイレ用マットを敷く
- 対策⑥ 排泄後はすぐにフタを閉める
- 対策⑦ 部屋をこまめに換気する
- 対策⑧ 消臭機能付きポータブルトイレを選ぶ
- 対策⑨ ポータブルトイレを正しい方法で掃除する
- 重曹は消臭に役立つ?
- やってはいけない臭い対策
- それでもポータブルトイレが臭いときは?チェックしたい5つのポイント
- 介護保険でポータブルトイレは購入できる?
- ポータブルトイレの臭いでよくある質問
- 臭い対策におすすめの商品一覧
- ポータブルトイレ選びで迷ったらこちらもチェック
- まとめ|ポータブルトイレの臭いは毎日の工夫で大きく改善できる
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ポータブルトイレが臭い原因とは?
臭い対策をする前に、まずは臭いの原因を知ることが大切です。
原因が分からないまま消臭剤だけを使っても、一時的に臭いをごまかすだけになってしまうことがあります。
代表的な原因は次の5つです。
- 尿がアンモニアに変化している
- 便や尿が長時間放置されている
- バケツや便座の汚れが残っている
- 部屋の換気不足
- 消臭剤が身体状況に合っていない
アンモニア臭が最も多い原因
ポータブルトイレの臭いで最も多いのが「アンモニア臭」です。
尿は時間が経つと細菌の働きによって分解され、アンモニアが発生します。
そのため、排泄後に長時間そのままにしたり、バケツに尿が残っていたりすると、強い臭いが発生しやすくなります。
特に夏場は気温が高いため、アンモニア臭が強くなる傾向があります。
実は便より尿の臭いが原因になることが多い
「便の臭いが気になる」と思われがちですが、実際には尿によるアンモニア臭が部屋全体に広がるケースが多くあります。
排泄後すぐは気にならなくても、数時間後に部屋へ入ると臭いを感じる場合は、尿の臭いが原因である可能性が高いでしょう。
そのため、臭い対策では「尿をいかに早く処理するか」「アンモニア臭を抑えるか」が重要なポイントになります。
対策① 排泄後はできるだけ早く処理する
もっとも効果が高く、すぐに実践できる臭い対策が「排泄後はできるだけ早く処理すること」です。
尿や便を長時間放置すると、細菌が繁殖してアンモニア臭や腐敗臭が強くなります。
介護される方・介護する方ともに負担のない範囲で、排泄後はできるだけ早くバケツの中身を処理するようにしましょう。
福祉用具専門相談員からのアドバイス
「消臭剤を入れているから大丈夫」と思われる方もいますが、消臭剤だけでは臭いを完全に防ぐことはできません。臭いを抑える一番の方法は、排泄物をため込まないことです。
対策② 液体タイプのポータブルトイレ用消臭剤を使う
ポータブルトイレの臭い対策として、最も手軽で効果を実感しやすいのがポータブルトイレ専用の消臭液を使用することです。
消臭液は排泄前にバケツへ入れておくことで、尿や便の臭いを抑え、アンモニア臭の発生を軽減します。
また、排泄物がバケツに付着しにくくなる製品もあり、掃除がしやすくなるメリットもあります。
おすすめ① アロン化成「安寿 ポータブルトイレ用消臭液」
福祉用具専門相談員として最もおすすめしたい商品の一つが、アロン化成「安寿 ポータブルトイレ用消臭液」です。
- アンモニア臭をしっかり消臭
- ラベンダーや無香料など選べるタイプ
- 毎日使ってもコストを抑えやすい
- 介護施設でも採用されることが多い
臭いをごまかすのではなく、臭いの原因に働きかけるため、自宅介護でも長く愛用されている商品です。
こんな人におすすめ
- 毎日ポータブルトイレを使用している
- 部屋全体の臭いが気になる
- 初めて消臭液を使う
おすすめ② 幸和製作所「テイコブ ポータブルトイレ用消臭液」
幸和製作所「テイコブ ポータブルトイレ用消臭液」も人気の高い商品です。
消臭だけでなく除菌効果も期待できる製品があり、臭いと衛生面を同時に対策したい方に向いています。

爽やかな香りで、介護する家族からも「臭いが気になりにくくなった」という声が多い商品です。
液体タイプのメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 消臭効果が高い | 毎回計量する手間がある |
| 掃除がしやすくなる | 持ち運びには向かない |
| コストパフォーマンスが良い | 液漏れに注意が必要 |
毎日使用するご家庭では、液体タイプが最もコストを抑えやすくおすすめです。
対策③ 錠剤タイプの消臭剤を使う
「液体を量るのが面倒」「もっと手軽に使いたい」という方には、錠剤タイプの消臭剤がおすすめです。
使い方は簡単で、排泄前にバケツへ錠剤を1錠入れるだけです。
計量する必要がなく、介護する家族の負担を減らせます。
おすすめ① アロン化成「ポータブルトイレ用消臭剤(錠剤タイプ)」
アロン化成から販売されている錠剤タイプは、バケツへ入れるだけで消臭効果を発揮します。

- 計量不要
- 持ち運びしやすい
- 旅行や外泊時にも便利
液体タイプよりも準備が簡単なので、介護初心者にもおすすめです。
おすすめ② 幸和製作所「テイコブ ポータブルトイレ用消臭錠」
幸和製作所の消臭錠も人気商品の一つです。
水に入れるだけで溶けるため、手軽に臭い対策ができます。
液体タイプが苦手な方や、介護する家族の負担を少しでも減らしたい方に向いています。

福祉用具専門相談員からのアドバイス
「液体と錠剤のどちらがいいですか?」という質問をよくいただきますが、毎日使用するなら液体タイプ、手軽さを重視するなら錠剤タイプがおすすめです。どちらもポータブルトイレ専用品を使用することで、家庭用洗剤より高い消臭効果が期待できます。
対策④ トイレ処理袋を活用する
毎回バケツを洗うのが大変な方や、介護する家族の負担を減らしたい方には、ポータブルトイレ用処理袋がおすすめです。
処理袋をバケツにセットして使用することで、排泄後は袋ごと取り出して処分できます。
バケツが直接汚れにくくなるため、臭いの原因となる尿や便の付着を防ぎ、掃除の手間も大幅に減らせます。
おすすめ① 総合サービス「サニタクリーントイレ処理袋 ワンズケア」
総合サービス「サニタクリーントイレ処理袋 ワンズケア」は、介護用品売り場でもよく見かける人気商品です。

- 吸収シート入りで尿を素早く吸収
- 袋ごと捨てられるので衛生的
- 臭い漏れを軽減しやすい
- バケツ掃除の回数を減らせる
介護する家族からは「掃除が楽になった」「臭いが以前より気にならなくなった」という声も多く聞かれます。
おすすめ② BOS「ポータブルトイレ処理袋」
BOSなどから販売されている処理袋も人気があります。
防臭性能の高い袋を選ぶことで、ごみの日まで臭いが広がりにくくなります。

処理袋がおすすめな人
- 介護する家族の負担を減らしたい
- 毎回バケツを洗うのが難しい
- 臭いだけでなく衛生面も改善したい
- 夜間の排泄回数が多い
対策⑤ ポータブルトイレ用マットを敷く
意外と見落とされがちなのが、床に染み込んだ尿による臭いです。
立ち上がる際や衣類の着脱時に少量の尿が床へ飛び散ることがあり、それが時間の経過とともにアンモニア臭の原因になることがあります。
そのため、ポータブルトイレの下には専用マットを敷くことをおすすめします。
おすすめ① サンコー「おくだけ吸着 ポータブルトイレマット」
サンコー「おくだけ吸着 ポータブルトイレマット」は、ポータブルトイレ用として人気の高い商品です。

- 床へピタッと吸着してズレにくい
- 洗濯機で丸洗いできる
- 尿の飛び散りによる床の汚れを防ぐ
- 床材の傷防止にも役立つ
特にフローリングでは、尿が床材の隙間へ入り込むと臭いが取れにくくなるため、早めに対策しておくことが大切です。
おすすめ② サンコー「おくだけ吸着 消臭保護マット」
広めの範囲を保護したい場合には、消臭機能付きの保護マットもおすすめです。
ポータブルトイレの周囲までカバーできるため、歩行器や手すりを使用している方にも使いやすい商品です。

マットは消臭だけでなく転倒予防にも役立つ
専用マットは臭い対策だけではありません。
滑り止め効果がある製品を選ぶことで、立ち上がり時の転倒予防にもつながります。
在宅介護では、安全性と衛生面を同時に改善できるため、福祉用具専門相談員としても導入をおすすめすることが多い用品です。
福祉用具専門相談員からのアドバイス
臭いの原因はポータブルトイレ本体だけとは限りません。床やカーペットに染み込んだ尿が原因になっているケースもよくあります。掃除をしても臭いが消えない場合は、床周辺も一緒に確認してみましょう。
対策⑥ 排泄後はすぐにフタを閉める
意外と簡単で効果が高いのが、排泄後にすぐフタを閉めることです。
ポータブルトイレはフタを開けたままにすると、アンモニア臭や便臭が部屋中に広がりやすくなります。
介護中はついそのままにしてしまうこともありますが、フタを閉めるだけでも臭いの拡散を抑えることができます。
特に夜間は朝まで排泄物が残ることもあるため、フタを閉める習慣をつけるだけでも臭い対策として効果があります。
対策⑦ 部屋をこまめに換気する
臭い対策では、ポータブルトイレ本体だけでなく部屋の空気を入れ替えることも重要です。
換気が不十分な部屋では、アンモニア臭が壁紙やカーテン、寝具などに染み付きやすくなります。
天気の良い日は窓を開け、空気を入れ替える習慣をつけましょう。
窓を開けられない場合は、換気扇やサーキュレーターを使用して空気を循環させるだけでも効果があります。
ワンポイント
空気清浄機は臭い対策の補助にはなりますが、臭いの原因そのものを取り除くことはできません。まずは排泄物の処理や掃除を行い、そのうえで換気や空気清浄機を活用することが大切です。
対策⑧ 消臭機能付きポータブルトイレを選ぶ
毎日使用する方や、居室にポータブルトイレを設置している方には、消臭機能付きのポータブルトイレもおすすめです。
最近のポータブルトイレには、脱臭ファンや消臭フィルターを搭載したモデルもあり、排泄後の臭いを軽減できます。
「消臭剤を使っても臭いが気になる」という場合は、本体の買い替えを検討するのも一つの方法です。
おすすめ① パナソニック「家具調トイレ〈座楽〉シリーズ(脱臭機能付き)」
パナソニック「家具調トイレ〈座楽〉シリーズ」は、介護現場でも人気の高いポータブルトイレです。
- 排泄後に自動で脱臭するモデルをラインアップ
- 家具のようなデザインで居室になじみやすい
- 座面の高さ調整が可能
- 立ち上がりやすいひじ掛け付き
臭い対策だけでなく、使いやすさや安全性にも優れています。

おすすめ② アロン化成「安寿 家具調トイレ セレクトR」
アロン化成「安寿 家具調トイレ セレクトR」も人気の高いシリーズです。

- 脱臭機能付きモデルを選択可能
- 便座やひじ掛けのバリエーションが豊富
- 体格や身体状況に合わせて選びやすい
- 掃除しやすい設計
福祉用具専門相談員としても提案する機会が多く、長期間使用する方にもおすすめできるポータブルトイレです。
消臭機能付きモデルはこんな人におすすめ
- ポータブルトイレを寝室に置いている
- 夜間の利用回数が多い
- 介護する家族が臭いに悩んでいる
- 来客があるため臭いをできるだけ抑えたい
福祉用具専門相談員からのアドバイス
「消臭機能付きなら臭わない」と思われがちですが、排泄物を長時間放置すると臭いは発生します。脱臭機能はあくまで臭いを軽減するための機能です。日頃のお手入れやこまめな処理と組み合わせることで、より高い効果が期待できます。
対策⑨ ポータブルトイレを正しい方法で掃除する
ポータブルトイレは毎日使うものだからこそ、正しい方法で掃除することが臭い対策につながります。
「毎日洗っているのに臭いが取れない」という場合は、尿石や細菌が残っている可能性があります。
特にバケツの縁や便座の裏側、フタの裏側は汚れが残りやすく、臭いの原因になりやすい場所です。
毎日行いたい掃除
- 排泄物を処理する
- バケツを中性洗剤で洗う
- 便座・フタ・ひじ掛けを拭く
- しっかり乾燥させる
洗った後に水分が残っていると細菌が繁殖しやすくなるため、乾いた布で水気を拭き取ることも大切です。
対策⑩ クエン酸で尿石を落とす
長期間使用しているポータブルトイレでは、尿石が付着していることがあります。
尿石は尿に含まれる成分が固まったもので、アンモニア臭の原因になります。
このような場合におすすめなのがクエン酸です。
クエン酸はアルカリ性の尿石を落とすのに適しており、臭いの原因そのものを取り除く効果が期待できます。

クエン酸の使い方
- 水200mlにクエン酸小さじ1程度を溶かす
- 尿石が気になる部分へスプレーする
- 10~30分ほど置く
- スポンジでこすり、水で洗い流す
強くこすらなくても尿石が落ちやすくなるため、ポータブルトイレを傷付けにくい方法です。
ポイント
クエン酸はドラッグストアや100円ショップでも購入でき、日頃のお手入れにも使いやすいアイテムです。
重曹は消臭に役立つ?
重曹には臭いを吸着する効果があるため、軽い臭い対策には役立ちます。
ただし、アンモニア臭の原因となる尿石を落とす効果はあまり期待できません。
そのため、ポータブルトイレの掃除では重曹だけに頼るのではなく、クエン酸と使い分けることが大切です。

| 掃除用品 | おすすめ用途 |
|---|---|
| クエン酸 | 尿石・アンモニア臭対策 |
| 重曹 | 軽い消臭・汚れ落とし |
| 中性洗剤 | 毎日の掃除 |
やってはいけない臭い対策
塩素系漂白剤とクエン酸を混ぜる
絶対に避けたいのが、塩素系漂白剤とクエン酸などの酸性洗剤を混ぜることです。
有毒な塩素ガスが発生する危険があり、大変危険です。
掃除用品を使用する際は、必ず商品の注意書きを確認し、同時に使用しないようにしてください。
熱湯をかける
「熱湯で消毒した方がきれいになる」と思われる方もいますが、高温のお湯はポータブルトイレの樹脂部分を変形させる恐れがあります。
お手入れの際は、ぬるま湯または水を使用しましょう。
芳香剤だけで臭いをごまかす
芳香剤だけでは臭いの原因は解決できません。
アンモニア臭と香りが混ざることで、かえって不快な臭いになることもあります。
まずは排泄物の処理や掃除を行い、そのうえで消臭剤や芳香剤を使用することが大切です。
福祉用具専門相談員からのアドバイス
実際の訪問先でも、「毎日掃除しているのに臭う」というご相談は少なくありません。その多くは、バケツの縁や便座の裏側に付着した尿石が原因でした。毎日の掃除に加えて、月に1〜2回程度クエン酸を使ったお手入れを取り入れるだけでも、臭いが改善するケースは多くあります。
それでもポータブルトイレが臭いときは?チェックしたい5つのポイント
ここまで紹介した対策を試しても臭いが改善しない場合は、ポータブルトイレ本体以外に原因があるかもしれません。
実際に利用者様宅を訪問すると、「ポータブルトイレが臭う」と思っていたものの、別の場所が臭いの原因だったケースも少なくありません。
ここでは、見落としやすいポイントを紹介します。
① 床や壁に尿が飛び散っていないか
立ち上がるときや衣類を整える際に、少量の尿が床や壁に飛び散ることがあります。
少量だからとそのままにしてしまうと、時間の経過とともにアンモニア臭が発生します。
特にフローリングの継ぎ目や巾木(壁と床の境目)は臭いが残りやすい場所です。
② 衣類や寝具に臭いが染み付いていないか
ポータブルトイレの近くに置いている衣類や布団、カーテンは臭いを吸収しやすくなります。
本体を掃除しても部屋が臭う場合は、布製品を洗濯したり、天日干ししたりすることで改善することがあります。
③ バケツに細かな傷が付いていないか
長年使用したバケツは、細かな傷が増えていきます。
その傷に汚れや細菌が入り込み、洗っても臭いが取れにくくなることがあります。
掃除をしても臭いが改善しない場合は、バケツだけを交換するという方法もあります。
チェックポイント
- バケツに変色や傷がないか
- フタの裏側に汚れが残っていないか
- 便座の隙間に尿石が付着していないか
④ 消臭剤の量が不足していないか
専用の消臭液や消臭錠は、メーカーが推奨する使用量を守ることが大切です。
「もったいないから」と少ない量で使うと、十分な消臭効果が得られないことがあります。
反対に、多く入れすぎても効果が大きく高まるわけではありません。説明書どおりの量を使用しましょう。
⑤ ポータブルトイレ本体が古くなっていないか
ポータブルトイレは長期間使用すると、樹脂部分に臭いが染み付いたり、部品が劣化したりすることがあります。
特に10年以上使用している場合は、お手入れだけでは臭いが改善しないケースもあります。
その場合は、部品交換や本体の買い替えを検討するのも一つの方法です。
介護保険でポータブルトイレは購入できる?
ポータブルトイレは、介護保険のレンタル対象ではありません。
衛生面への配慮から、「特定福祉用具販売」の対象となっており、購入制度を利用できます。
一定の条件を満たせば、年間10万円を上限として、購入費の7〜9割が支給されます(自己負担割合に応じます)。
購入を検討している場合は、事前に担当のケアマネジャーや福祉用具販売事業所へ相談しましょう。
介護保険について詳しく知りたい方はこちら
ポータブルトイレの臭いでよくある質問
Q. 消臭剤を使っているのに臭いが気になります。
消臭剤は臭いを軽減する効果がありますが、排泄物を長時間放置していると十分な効果を発揮できません。
また、バケツや便座の裏側に尿石が付着している場合も、アンモニア臭が発生しやすくなります。
まずは排泄後の早めの処理と、定期的な掃除を心がけましょう。
Q. 家庭用のトイレ用洗剤や芳香剤でも代用できますか?
一部の洗剤は使用できますが、ポータブルトイレ専用の消臭剤を使用することをおすすめします。
専用品はアンモニア臭を抑えるように設計されており、本体の素材にも配慮されています。
また、強い香りの芳香剤だけで臭いをごまかすと、かえって不快な臭いになることがあります。
Q. クエン酸と重曹はどちらを使えばいいですか?
アンモニア臭や尿石にはクエン酸がおすすめです。
重曹は軽い汚れや消臭には役立ちますが、尿石を落とす効果はあまり期待できません。
毎日の掃除は中性洗剤、月に1~2回はクエン酸で尿石を落とすと、臭い対策として効果的です。
Q. 消臭機能付きポータブルトイレなら臭わなくなりますか?
脱臭機能付きのポータブルトイレは臭いを軽減できますが、完全になくすことはできません。
排泄物を長時間放置すると臭いは発生するため、こまめな処理や掃除と組み合わせることが大切です。
Q. ポータブルトイレはどれくらいで買い替えるべきですか?
決まった交換時期はありませんが、バケツや便座に傷や変色が目立つ場合や、掃除をしても臭いが取れない場合は買い替えを検討しましょう。
メーカーによってはバケツや便座などの交換部品を購入できる場合もあります。
Q. 消臭剤は毎回入れた方がいいですか?
毎日使用する場合は、排泄のたびに適量の消臭剤を使用することをおすすめします。
特に寝室にポータブルトイレを設置している場合や、夜間も使用する場合は、消臭効果を維持しやすくなります。
臭い対策におすすめの商品一覧
| 商品 | おすすめポイント |
|---|---|
| アロン化成 安寿 ポータブルトイレ用消臭液 | 毎日使いやすく消臭力が高い |
| 幸和製作所 テイコブ ポータブルトイレ用消臭液 | 除菌・消臭を両立 |
| ポータブルトイレ用消臭錠 | 計量不要で手軽 |
| 日本製紙クレシア アクティ ポータブルトイレ用処理袋 | 掃除の負担を軽減 |
| サンコー おくだけ吸着 ポータブルトイレマット | 床の汚れ・臭い対策におすすめ |
| パナソニック 家具調トイレ〈座楽〉シリーズ | 脱臭機能付きモデルあり |
| アロン化成 安寿 家具調トイレ セレクトR | 掃除しやすく消臭機能付きモデルを選べる |
福祉用具専門相談員からの一言
臭い対策で最も効果があるのは、高価な消臭グッズを買うことではありません。「こまめな処理」「正しい掃除」「専用の消臭剤」の3つを組み合わせることです。それでも改善しない場合は、本体やバケツの劣化が原因になっていることもあるため、交換も視野に入れて検討しましょう。
ポータブルトイレ選びで迷ったらこちらもチェック
まとめ|ポータブルトイレの臭いは毎日の工夫で大きく改善できる
ポータブルトイレの臭いは、介護する方も利用する方も大きなストレスになりやすい悩みです。
しかし、多くの場合は原因を理解し、適切な対策を行うことで臭いを大幅に軽減できます。
この記事で紹介した臭い対策をもう一度振り返ってみましょう。
ポータブルトイレの臭い対策10選
- 排泄後はできるだけ早く処理する
- 液体タイプのポータブルトイレ用消臭剤を使う
- 錠剤タイプのポータブルトイレ用消臭剤を使う
- ポータブルトイレ用処理袋を活用する
- ポータブルトイレ用マットを敷く
- 排泄後はすぐにフタを閉める
- 部屋をこまめに換気する
- 消臭機能付きポータブルトイレを選ぶ
- 正しい方法で掃除し、尿石を除去する
- 定期的にクエン酸を使ってお手入れする
特に、「早めに処理する」「専用の消臭剤を使う」「尿石をためない」の3つは、臭い対策として非常に効果的です。
毎日少しずつ続けることで、介護する方・利用する方の双方が、より快適に過ごせる環境を整えられます。
福祉用具専門相談員からのメッセージ
訪問先で「もう仕方ない」と臭いを我慢しているご家庭に出会うことがあります。しかし、消臭剤や処理袋などの介護用品を上手に活用し、お手入れ方法を少し見直すだけで改善するケースは少なくありません。臭いを我慢せず、困ったときは担当のケアマネジャーや福祉用具専門相談員にも相談してみてください。
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